くらしのトラブルをふせぐ

プロパンガス編

プロパンガスの知識Q&A
Q プロパンガスの工事はどこに頼めばよろしいのでしょうか?
A  住宅や事務所などの新築工事や改築工事をされる場合、湯わかし器や台所のガスコンロ、お部屋のガスストーブ、お風呂やシャワーの給湯器などを取り付ける必要がでます。この時のガス配管や器具の取付けは、国が認めた「液化石油ガス(LPガスや都市ガス)の設備士資格」をもつ、ガス販売店のほか管工事業者も 取付工事をします。
 もちろん管工事業者は、水道の結水装置工事や下水道の排水管とか汚水桝を取付ける工事もしますから、ガス関係の管や器具と水道や下水道の設備をいっしょに取り付けたり、配管されている場所に詳しいので、無駄が生じないという便利さもあります。建築や改築をなさるとき、ぜひご相談下さい。
Q ガス管や器具の取り付けは分かりました。それでガスの供給、つまリガスボンベの取り付けはどうなるのでしようか?
A ガスの配管や器具を取り付けた管工事業者の場合は、まず取り付けた器具などに「ゆるみ」や眼には見えない小さく漏れる箇所がないかどうか調べる「機密試験」をします。この結果をガスの販売店に書類で報告し、OKであれば、設置したお家の方と、管工事業者、ガス販売店の3者が立会で引き渡しの連絡を行います。
 この後、ガス販売店さんがガスボンベを取り付け、ガス管とつなぎ、栓を開くという順序になります。
Q ガス器具を使いますと、その後当然ガスの使用料とか、安全をまもるための保守点検や維持管理が必要になってきますが、そのへんどのような仕組みになっているのでしようか?
A  ガス販売店さんが、ガスボンベのところに取り付けたガスの使用量が解るメーター器を毎月調べ、それに基づいてガスの使用料金を払いますが、支払方法とか支払いの期限あるいは料金の基準については、ガスボンベを初めて取り付ける時、その業者からご説明があると思いますので、その際詳細もお聞き下さい。
 また、安全についての点検などについてですが、これは、ガス販売店さんが‥
(1)屋外のメーター出口までの設備については、ガス容器(ボンべ)を交換するたび点検。
(2)定めに従い適宜、お客様の全ての設備について調査点検をしてくれます。
Q プロパンガスは、大変便利だと思います。しかし、危険な面はありませんか?あるとすればどんなことに注意すればよろしいのでしょうか?
A  ご存知のように、燃料はどの様なものでも取り扱い次第で危険になります。LPガスの場合、お客様自身も日頃安全な管理をされるよう、各販売店がリーフレットなどでPRに努めるよう法律で義務づけられています。そのリーフレットをよく読んで下さることがまず大切です。
 それには注意しなければならないことが、色々載っているのですが、ここではまず基本的なことをあげますと‥‥‥
日頃の安全管理は、まずご自身で!というのが原則です。「変だ」と思ったらすぐ業者へ問い合わせましょう。
2年に1回以上販売店で全てのお客様のガス設備を点検してくれる訳ですが、この時わかった不良個所は、すぐ直すようにして下さい。
火災や地震、洪水など災害の時は、まずガスボンベ等の容器バルブを閉めて下さい。
プロパンガスボンベ(容器)置場と安全対策
ガスボンベは、暑い夏場にあっても温度が40度以上にならない場所に置きます。40度以上になりそうな所には、風通しのよい日陰をつくりましょう。
夏場に直射日光が1日6時間以上受けない場所が望ましいガスボンベの置き場所です。
置場所によっては、ガスボンベに日光以外の熱が伝わる状態も生じます。この場合は、不燃性の隔壁(かべ)を設けましょう。
元栓にご注意を。
元栓にご注意を 就寝時及び留守中には元栓を閉めて下さい。
ゴム管を長くしたりすることは危険ですからやめて下さい。使っていない元栓には、必ずゴムキャップをつけて下さい。
 
CF式(自然排気式)の風呂釜をご使用の方へ。
必ず排気筒(煙突)と給気口(空気取入れ口)、上部換気口を付けて下さい。
排気管のはずれや、鳥の巣ずまりにご注意下さい。
BF式(自然給排気式)やFF式(強制給排気式)またはRF式(屋外設置式)などの器具をおすすめします。
お風呂場のイラスト
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