くらしのトラブルをふせぐ

下水道編

日頃の注意と点検を大切に
 普段はあまり感じないのですが、いったん故障が出ますと、直接生活にひびき、思わぬ大損害になることがあります。油断は禁物です。そこで必要なのは、日頃の注意と点検です。
洗い落ちの強い洗浄剤や、便器等を洗うのに強いアルカリ性の薬品を多量に使いますと、コンクリートで出来た部分が壊れていく場合があります。
排水管や汚水桝が埋まっている場所が、なんかの原因で地盤が沈んでしまうことがあります。また、庭木の根がのびて管の継ぎ目から入り込んだり、桝のふたが割れた場合など、いずれも故障となりますので注意して下さい。
排水のもれを発見したり、水まわりの器具に異常を見つけたら、すぐ修理しておく必要があります。だんだん悪い所が拡がっていくからです。それに、お家の中には、水道やガス・下水道・浄化槽等の管と電気・電話の配線が複雑に張りめぐらされていて影響を受けないとは限りません。
また、トイレなどの水まわりを空気で調節するための通気管も入っています。これらの設備の故障の「ひきがね」にならないよう「日頃の注意」が必要なのです。
便利な暮らしには、便利な水まわり設備が欠かせませんが2階や3階にトイレやお風呂場、洗面台流し台などがあるお家では、特に排水に気をつけましょう。
排水管はほとんど塩化ビニールです。このため、60度以上の熱いお湯を流しますと管がゆがみ壊れてしまう恐れがあります。
知らないうちに排水が少しづつもれていたという例がよくあります。瞬間湯沸かし器などの給湯器や洗面台など水まわりがある所は、定期的に見えにくい所をポイントに調べましょう。
食器を洗っている女性のイラスト 給湯器のイラスト
 
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